(フーテンのルクさん) 「ただいまかえったぞ!」 「あ、おにいちゃん! おかえりなさい… しばらく手紙来ないから心配してたのよ」 「おいこずえ、にいちゃんはな、たいへんな「恋」の真っ最中だったんで忙しかったんだよ!」 「またまたぁ」 「な、なんだというのだその目は! 侮辱、侮辱だぞぉ! 」 「だっておにいちゃんたらいつもそんな話ばかりだシィ…」 「もう口にチャック、チャックだァ!!!(ぷんすか)」 「ほうっておきなさい、さくら、じゃなかったこずえさん」 「うん、そうだねいくみさん(はにゃぁん〜)」 「のぉ?? なんだむこ養子がその口の聞き方は!! 生意気だぞぉ!」 「だっておにいさん」 「だってもへちまもなぁぁぁい!! よしっ! もうきめた、きめたんだ! 旅に出る、出るぞぉ!!」 「なぁに?まぁたいくのぉぉぉ???」 「おう、アンナのばあちゃんか、とめないでくんな」 「とめないわ、よぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 「むきぃぃぃぃ!!!」 「あーあ、いっちゃったよぉ・・・」 「あああ、一度は恋に破れましたが、このルク次郎、いままたあなたのもとへまいりますよ、ユイリィ姐さん!」 (夕焼けの空に和服の姐さんの姿が…) 「ああ、一番星がきれいだねぇ」