( かわる にちじょう 3 ) ブルーは息苦しくて目が覚めてしまった。 ( むはあっ ) 目を開けるとなんと!  女性のムネが自分の呼吸を妨げていた!! のだ。 しかもとびきり大きくみえる… さすがのブルーもあわててベッドから飛び起きたが、 なぜかそこはコンテナ部屋 ( しかも女性の )の中だった。 自分をユイリィ・バハナが抱いて寝ていたらしい。 ( なぜだ!!  昨日はフーとブランデー一気飲みの勝負で勝って、 それから… )  …そこまで考えて、 ブルーはおかしなことに気づいた。  ( なぜ二日酔いしていない!!  大体、 全然頭も痛くねえ… ) そのとき、 突然トイレに行きたくなってきた!!!  かなりキツイ。 ( なんだ!? ビールはのんでねえぞっ!?? ) ともかく、 トイレを探さねば!! … と駆け出すブルー。 そのころ「 なぜか 」別の! 場所にいるユイリィの寝言…  ( …うーん、 ねるまえの… じゅうすはだめよお… ぱっとお…… ) トイレで用を足したブルーは呆然としていた。 自分が小さく、 いや幼くなっている… ( 俺の自慢が… ) さらに鏡を見て某 「 叫び 」になるパット( ブルー )… ( かわる にちじょう 3−2 ) 「 もきゅう??? 」あおいは何がなんだかわからない… さっきから( あたしは… )とか ( どうなってるの )とか言いたいのに、 「 きゅー 」とか 「 もきゅう 」しか出てこない……  いつものクセで爪を噛もうとした手を見て彼女!? は呆然とした… ( …………………  あたし、 着グルミはきてないよねえ…… ) 手がケモノに なっていた。 そういえば地面が近くて、 やたら物が大きく見える。 ただ、 いつ もよりよく見えるのが救いだったが……  そしてふと見上げると、 そこに寝ているのはなんと!!  自分ではないか!! しかしまるで他人の様に寝相は悪かったが…  その朝、 目が覚めた市川レイコは、 ラーフラが泡を吹いて仰向けに寝ているのをみ つけ、 布団の上にねかせてやった。 「 ふう、 イタチにもショックな事があるの ね、きっと…… 」 次に、 やけに寝相の悪いあおいに、 ふとんをかけ直してあげた。 「 こっちはこっちで誰か乗り移ったみたいに激しいわねえ…… 」 …君にはわかる まい、レイコ…。