(かわるにちじょう SERE2) ネーヤは、 不思議なきもち? だった。 いつもと違って足先がまっすぐだし、以前 はリンクでしか感じなった「 痛み 」を、 なんとなく右肩に感じたからだ。 それ に歩くたびになにか、 股下に違和感があるような… しかもなんかからだがオモイし… 「 いきもの、 なの? わたし… 」そう呟く声は男性の声だ。 傍らのカップルは… 「 ねえ、 エマーソン。 なんか変よ、 あいつ。 」 「 ああ、 俺も聞こえたよ。 自分が生き物だとかなんとか… 歩き方も軍隊の行進じ ゃあるまいに、 なんだよあれ。 かかわんない方がいいぜ、 りりたん… 」 その二人の前で彼は突然! 壁に体当たりをした。 さも、 そこに何もないかのように … ネーヤにとっては当たり前のショートカット、 なのだが……… 「 ぷくくくっ… 」わらう、 りりたん。 「 ばか! 関わるなっていったろ!! 」 「 だって、 おかしくて… 」 おおきなこぶを作った昴冶( ネーヤ )は、 ふたりに視線をむけた。 「 ひいいいいいっ ごめんなさいっ 」 「 わあっ 俺はなんも… ぜんぶこいつがああ!!! 」 「 !! なにそれ、 ひどおおいいっ 」 それに対し、昴冶( ネーヤ )は… 「 かんじない! かんじないよ…… 」 「 へ? 」 「 いたいのはわかるのに、 かんじないよ… 」 「 ?????? 」わけがわからない二人。  彼女が ( みんなのこころ )のことを言ったのかは、 定かではない…。